2歳児向け!現役ママが選ぶ「本当によかった絵本」20選と選び方のポイント

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子どもと楽しみたい絵本の時間。2歳を過ぎてくると、言葉もどんどん覚え表現できるようになったり、いよいよ絵本の簡単なストーリーを理解してそれを楽しめるようになってきます。

絵本をひらけばそこから世界が広がり、自分の好きなことや好きなものがどんどん増えていくのもこの時期。

我が娘も2歳を過ぎた頃から絵本を読む機会と頻度を増やしていったところ、どんどん絵本の世界にのめり込み、今では1週間に10冊ほど新しい絵本を読んでいます!(流石にそのペースでは買いきれないので図書館を活用しています) 

でも本屋さんに行ってもたくさんある絵本の中からどんな絵本を選べばいいか正直最初は迷ってしまいますよね。私もそうでした。

「人気だから」「話題だから」という理由で絵本を選んでも、その子に合っていなければしっかり読んでくれないことがあります。

そこでこの記事では、図書館と本屋さんに通い詰め、1週間に10冊は娘と絵本を読んでいる私が、「これは読ませてよかった!」「この本のおかげで娘も成長したな」と思えるくらいに本当によかった2歳児向け絵本20選を紹介していきます。

また、2歳児の成長や好みに合った絵本の選び方のポイントも紹介していますので最後までお読みいただけると嬉しいです。

補足ですが、子どもにはそれぞれ個性があり、感じ方や物の見方は同じ2歳児でも異なってきます。なのでお子様の「好み」がなんとなくわかってきたら、ここに紹介する本以外にもその個性を大切にできるような絵本を選んであげるといいと思います!

目次

そもそもなぜ2歳児に絵本を読ませるといいのか?

①感性が豊かになり、想像力が養われる

登場人物の感情や体験を通して、「嬉しい・楽しい・怖い・悲しい」などの感情を理解し、相手の気持ちが少しずつ想像できるようになります。

これにより、他者との関わり方や、コミュニケーション能力も向上していきます。

②語彙力が向上する

読み聞かせている中で知らない言葉が出てくると「〇〇ってな〜に?」「〇〇ってどういう意味?」と聞いてくるようになります。日常生活の中ではあまり使わないような新しい言葉や表現も知るきっかけになってくれます。我が娘は「どうぞ」や「召し上がれ」「ようやく」「すっかり」など何気なく使える言葉など絵本からかなりの数の言葉を取得していると思います!

③親子の信頼関係を築ける

読み聞かせは親子のスキンシップの時間でもあり、絆を深める大切な時間です。お膝の上や、寝かしつけの前の添い寝の時などパパやママの心のこもった語りかけで子どもは愛情を感じ、安心感を得ることができます。

「2歳児向け」おすすめ絵本20選

1、『だいすきぎゅっぎゅっ』

愛情に満ちた素晴らしい絵本です。 日常の瞬間で、ママが何度も子どもをぎゅっと抱きしめる姿に自分の気持ちが重なりほっこりします。

子どもに対するママの愛情がたっぷりと描かれているので、同じようにぎゅっぎゅっとしながら読んであげると子どももとても喜んでくれてお気に入りの一冊になってくれました。

2、『ピヨピヨスーパーマーケット』

とっても仲良しなヒヨコ一家のお話「ピヨピヨ」シリーズは、工藤ノリコさんの人気作品。その中でも私がお気に入りなのがこの一冊。子どもが大好きなスーパーマーケットで、ピヨピヨたちがお店の中で好き勝手に商品を持ってきたりイヤイヤしたり…見たことのある光景のようで楽しく読める絵本です。

我が娘はスーパーでのお買い物が大好きなので、この本で自分が買い物に行ったつもりで絵の中の商品をカゴに入れる真似をしたりして楽しんでいます!

工藤ノリコさんの作品は文字量もちょうど良く2歳にはピッタリで、絵もとても可愛らしく親しみがあるので他の作品も全ておすすめ!次に紹介するシリーズも工藤ノリコさんの作品です。

3、『ノラネコぐんだんパン工場』

この絵本は、MOE絵本屋さん大賞2013で第4位を受賞。「ノラネコじょうぐんだんパンこう」は、工藤ノリコさんの大ヒットシリーズの第1作です。物語では、パンに興味津々なノラネコぐんだんが、ワンワンちゃんのパン工場に侵入。見よう見まねでパンづくりに挑戦するお話。

子どもが親しみやすいネコの軍団を主人公に、いたずらをして怒られてしまうけど、最後はみんなで美味しいパンを食べるという内容がとても分かりやすく最後に出来上がるパンがふっかふかで、とっても美味しそう。。。読んでいるだけでお腹も空いてきちゃう。食べることが好きなお子さんにはぴったりの一冊です。

4、109匹のどうぶつマラソン

109種類の動物たちの地球一周マラソン大会を描いた絵本。動物たちは森・海・山・迷路・洞窟などさまざまな場所でデッドヒートを繰り広げます。動物好きなお子さんにはぴったり!

見開きごとに「2ひきのハチをさがしてね」のようにクイズがあるので、一緒になって探したりしながら楽しめるのもいいですよ。我が娘はハリネズミが大好きなので、いろいろなページで「ハリネズミはどーこだ」とクイズを出して探して楽しんでます。

シリーズで「109ひきのどうぶつかくれんぼ」もありますのでそちらもおすすめです!

5、パンどろぼう

大人も楽しめるとってもユーモアのある絵本。タイトルの通り、お茶目で憎めないパンどろぼうが、世界中の美味しいパンを求めて盗みに入るのですが、その表情や動き、話のオチがとにかく可愛くて大人もファンになってしまう一冊。

パンどろぼうがパン屋さんに忍び込み隠れているページでは娘と一緒に「ここにいたよ!」と探しながら大盛り上がり!

美味しそうなパンがたくさん出てきたり、全体的にインパクトのある絵なので、子どももスッと話に入ってきやすい一冊だと思います!

その後も続きのシリーズができているので、興味を持ってくれたらシリーズで読むのもいいかもしれません!

6、うずらちゃんのかくれんぼ

難しい物語ではなく、仲良しのうずらちゃんとひよこちゃんがかくれんぼをするお話なので絵本が苦手な子でも入りやすい本だと思います!色と形を上手に使って、花に隠れたり、ひょうたんに隠れたり……。

子どもに「うずらちゃんはどーこだ?」と聞きながら一緒にうずらちゃんとひよこちゃんを探して遊べるとっても楽しい絵本です。かくれんぼが好きなお子さんにぴったりの一冊ですよ〜

7、くれよんたちの きょうはなにをかこうかな?

大人気の「くれよんのくろくん」シリーズから生まれた、ちいさい子向けの「くれよん」シリーズ。

2歳児ならおそらく使ったことのある身近なくれよんたちが動き出して、大好きな食べ物をどんどん書いていきます。

「いったい何をかくのかな?」というフレーズが繰り返されるので子どもも内容を覚えやすく、次はなんだろうね〜と一緒に会話しながら次のページをめくる楽しさがある娘も私もお気に入りの一冊です!

我が娘はすっかり内容を覚えて私に読んでくれるようになりました!笑

8、おべんとうばこのうた

「これくらいの おべんとばこに」でおそらく誰もが知っているあのわらべ歌が、手遊びしながら、リズミカルにおべんとうがつめられていく、素敵な絵本になってました!

最初読むときは歌の歌詞だけで楽しめるのかな〜と思ったのですが、それぞれのおかずにキャラクターがあって、やんちゃだったり泣き虫だったり。みんながおべんとうに入っていく様子を眺めるだけでも楽しくて、ぜひその表情やポーズに注目してみてください。

元々この歌が大好きな娘はこの本が大のお気に入り。歌と手遊びをしながらページをめくって楽しんでいます!

9、かおかおどんなかお

楽しい顔、悲しい顔、笑った顔、泣いた顔、怒った顔……。全部で14種類もの感情や状態を顔で表現!

相手の表情はどんな気持ちを表現しているだろうか。自分の気持ちを表現したいときはどんな顔をすれば良いだろうか。そんなことを考えて、自分で表現できるようなるためのきっかけになってくれる一冊だと思います。

娘も図書館に行く度にこの本を読みたがり、最初は「ママ真似してみて」だったのですが、だんだん自分で出てくる顔の真似をするようになりました。赤ちゃんの時にも読める分量なので、長く楽しめるのもいいですね!

10、かいじゅうたちのいるところ

この本は私が子どもの時の記憶に強烈に残っていた一冊でした。

小さな子どもがママに怒られて部屋に閉じ込められてしまい、想像の世界で大きなかいじゅうたちの世界に迷い込むお話。

何といっても目を引くのは怪獣たちの表情やリアルさ。すごい歯をガチガチさせて、うおーーっとほえて、目玉をぎょろぎょろさせ、すごい爪をむきだしている。もしかして怖がってしまうのかもと少し心配したのですが、全然でした。笑  子どももその怪獣の世界に入り込んで読んでいるように感じました。

すっかりその世界に入り込んで夢中になってしまうのは、細かく小さなしかけの積み重ねやその描写のリアルさなのかなと。私の記憶に残っていたのもあの「怪獣」の絵でした。大人も何度も読みたくなる一冊なので、かなりおすすめです。

11、おやすみやさい

いろんな野菜の兄弟が「おやすみやさーい」と促されてそれぞれの気持ちのいい布団に入って眠りについていくお話。育児の悩みの一つ“ねかしつけ”にぴったりのかわいい絵本です。寝る前に一緒に読んで、お野菜と一緒におやすみなさ〜いとしてみるといいかもしれません。

野菜の絵がとっても可愛くて癒されます!

12、くれよんのくろくん

くれよんのなかまたちは、次々と箱を飛び出して、真っ白な画用紙に絵を描きはじめていく中、くろくんだけはなかなか仲間に入れてもらえません。そこにシャープペンのお兄さんがやってきて、くろくんに秘策を授けて、、、というお話。

子どもにとってクレヨンはとっても特別で身近な存在。仲間はずれになってしまったくろくんのせつない気持ちに共感し、そして迎えるハッピーエンドに小さいながらもほっとするはず。

娘も最初はどうしてくろくんは悲しいの?と心配そうにしていましたが、最後の結末に喜んでいるようでした。

13、おむつのなか みせてみせて

おむつをめくる仕掛けを楽しみながら、トイレのことを紹介するお話。

子どもが好きそうな動物たちのおむつの中にそれぞれ違ったうんちが入っていて、その違いに驚きながら、どうしてねずみくんのおむつにはうんちがないの?と子どもも疑問を持つことに。

そこでおしっこ、うんちはトイレでするんだよ。と絵本を通して教えることができます。トイレトレーニングの始めの一日にぜひ読んであげたい一冊です。

14、ぐりとぐら

誰もが知っている「ぐりとぐら」シリーズの一番最初の一冊。のねずみとぐりとぐらが、森で大きなたまごをみつけ、料理が大好きな2人は歌いながら特大のカステラを作っていくお話。

自分が子どもの頃、この絵本が大好きで、大きなカステラがずっと記憶に残っていました。そのふんわり大きなカステラの匂いが今にもしてきそうなくらい、幸せな記憶としてほかほかと胸に残る一冊です。

15、はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこう!

子供にとって歯みがきは未知の体験でもあり、ちょっぴり嫌だなと思う場面ですよね。でも、この絵本を読めば歯磨きの時間が楽しい冒険に早がわりです。

可愛らしい歯ブラシくんがお口の中に冒険に出かけて、どんどんあっという間に綺麗にしていくお話。

娘も少し歯磨きを嫌がる時があるのですが、「はみがきれっしゃ行くよ〜」と言うと、大きなお口を開けてくれます!

16、なつやさいのなつやすみ

夏にお馴染みのなつやさいたちがが、夏休みを楽しむお話。みんなが出かけていくのはなんとプール!そこでいろんなことが起こっていきます。こちらも図書館でたまたま借りたのですが、「もう一回借りるもう一回借りる」の繰り返しで常にうちにありました(笑)会話がリズム良く、ユーモアもたっぷりなので、楽しみながら読むのにおすすめの一冊です。


トマトにゴーヤ、ピーマンにとうもろこし。個性豊かな野菜たちがたくさん出てくるので夏野菜への興味も育てられます。どのお野菜が好き?などと聞きながら読むといいかもしれません!

17、おふろはいってらっしゃい

ちょっぴり不思議な雰囲気が漂う、とよたかずひこさんの「ぽかぽかおふろ」シリーズ。結構好きで全てのシリーズを制覇しましたが、これが一番好きでした。読めば心が温かくなる、ほのぼのとした作品です。

牧場の片隅から「おふろはいってらっしゃい」の声が聞こえてきて、ヒツジさん、ウマさん、ブタさん、ウシさんの親子が次々とおふろに入っていくお話。

娘も次は誰がくるのかな〜?と想像しながら「あ!うしさんだ!」と声に出して読んでいました。ぽっかぽかのお風呂に入りたくなる一冊です。

18、ばけばけばけばけばけたくん

子どもが好きになりそうな見た目が可愛いおばけの子が主人公。
最初は美味しそうなぺろぺろキャンディーを舐めるとおやおやおやっと・・・
今度はいちご、今度は納豆…ページをめくる度に、ばけたくんが鮮やかな色の食べ物に化けていく姿に娘も目が釘付けに。たまたま図書館で借りた本でしたが、大ヒットの作品です。
楽しくて内容がシンプル明解なので絵本が苦手なお子さんにもおすすめ!もう一回、もう一回と何回も読みたくなる一冊です!

19、ぞうくんのさんぽ

仲良しの動物たちが繰り広げる愉快な散歩のお話。ぞうくんが次々と仲間を誘って散歩に行くのですが…最後にどっぼーんと池に落ちてしまいます。

単純でテンポのいい文章と分かりやすい言葉の繰り返しなので、小さなお子さんでも飽きやすいお子さんでも楽しく読める一冊です。

20、番外編 『頭がよくなる!はじめての寝るまえ1分おんどく』

28万部を突破!大好評発売中の『頭がよくなる!寝るまえ1分おんどく366日』の幼児期向けファースト音読ブックがです!最初からいいなと思って2歳になってすぐに購入しました!

『桃太郎』『さるかに合戦』『一寸法師』『花さかじいさん』『うさぎとかめ』など子どもに人気の昔話や、手遊び歌などたっぷり掲載されていて、1ページずつ話が変わっていくので読みたいところから先に読めたり、子どもも飽きずに読み進められます!

また、簡単なフレーズが続くので、何回も読み聞かせていくうちに子ども自身が言葉に出して読んでくれるようにかなり発語を促す一冊となりました。読み聞かせにもぴったりでした。これは大ヒットの一冊でしたので、2歳児のお子さんをお持ちの方には全力でおすすめします!

2歳児の成長や好みに合った絵本選びの5つのポイント

私もそうでしたが、最初はどうやって選んだらいいのか分からないため「人気だから」「聞いたことがあるから」という理由で絵本を選びがちですが、その子の性格や成長に合っていなければなかなか読んでもらえず、ママパパも子どもも絵本の時間が楽しい時間ではなくなってしまいます。

そうならないためにも、選び方のポイントを抑えてまずは絵本を読む時間が楽しいと思ってもらえるようにできるといいですね!

①子どもの好きなもの(ジャンル)から選ぶ

2歳くらいから自分の好きなことや興味が結構はっきり見えてきます。例えば、食べることが好き、のりものが好き、お外遊びが好きなどです。

そういったところから連想して、それに関連した本から選ぶと子どもも興味を持ってくれやすくなります。

娘は食べることとハリネズミが大好きだったので、おにぎりを作ったりピクニックに出掛けたりする絵本や、ハリネズミが主人公の絵本を抜粋して選んだりしました。

そのおかげか、最初からかなり前のめりで聞いてくれました。お気に入りの絵本は何回も読んで、しばらくすると内容を覚えて、「ママに読んであげる」と言って読んでくれるように!もちろん全てのセリフが完璧にではないですが、しっかり自分の言葉で物語を解釈し声に出して読んでくれます。

②その絵本の対象年齢を確認してから選ぶ

絵本は文字数と内容から、対象年齢が記載されているものが多いです。

対象年齢と大幅にずれている本を選んでしまうと、文字数が多すぎてしまい何を言っているのかわからない上に、なかなかページが進まないので子どもも飽きてしまいます。

最初は「絵本を読む時間が楽しい」と思ってもらえるために対象年齢を意識

した本選びをおすすめします。

③毎日の生活に関連した絵本から選んでみる

食事、歯磨き、トイレ、お風呂など普段子どもが頑張っていることや毎日行っていることなどを題材にした本は特におすすめです。

生活の一部なので、理解してもらいやすく、登場人物の成功体験などが、

自分もやってみたいという気持ちを駆り立ててくれると思います。

④仕掛けがある本から選んでみる

なかなか落ち着いて絵本を読んでくれない、絵本に興味を持ってくれないというお悩みの方は仕掛け絵本から入ることをおすすめします。

小さい子ども向けの絵本で多い仕掛け絵本ですが、色々なタイプの仕掛け絵本があります。結構大人も楽しめるものが多いので、一緒にめくったり、探したりしながら楽しむのもいいと思います!

⑤絵の好みで選ぶ

本屋さんや図書館に行くと本当にたくさんの絵本があります。

当たり前ですが、絵のテイストにも全てに個性があり、こちら側もなんとなくこの絵の感じ好きだなぁというものがあると思います。

最初の頃は、上記4つのポイントを抑えた上で、この絵が好みだから!という理由で手に取ってみるのもいいと思います!

私は最終的に悩んだものがあれば、絵のテイストで購入を決めたり、娘に選択肢を出して、選ばせたりしています。

子どもも自分の選んだ方を買ってもらえたりすると、より読む気になってくれる気がします。

絵本を読みながら、親子で一緒に発見したり、驚いたりしながら、会話の時間も楽しんでくださいね。時には、絵本を通じて生活習慣を学んでしまうのもおススメです。

まとめ

赤ちゃんから子供になる途中で、大きく成長する2歳児。その心と体の成長をサポートするのに、絵本はぴったりです。ぜひ、今回おすすめした2歳向け絵本で、お子さんの想像力を育み、たくさんの知識を付けて親子間の幸せなコミュニケーションの時間にして下さいね。

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