在宅ワークに興味があって、Webデザイナーってよく聞くけど、
- 子育てや家事で時間のないママでも目指せる職業なの?
- ぶっちゃけ本当にWeb業界初心者でもできる?
- 何から始めたらいいの?
と言った悩みを聞くことが多いですが、Webデザイナーには明確にこれがないとなれないといった資格はありません!
まず初めにWebデザイナーの全体像や必要なスキルを理解し、目指す方向性を決めた上で正しい方向で努力していけば、未経験でもママでも必ずWebデザイナーになれます!
ただし何の準備もせず、いきなり勉強を始めて「続かない」「稼げない」と挫折する人は本当に多いです。
この記事では、30歳未経験・妊娠中に一念発起し未経験でWebデザイナーになった私が、主婦やママでもWebデザイナーになるための考え方とその方法について紹介していきます。
この記事を読めば、準備不足で失敗することなく、Webデザイナーとして成功するための確実なステップを踏むことができますよ。
Webデザイナーとして稼ぐために大切な4つの準備
Webデザイナーとして仕事をするまでに挫折してしまう人の大半の原因は、最初の目標設定が曖昧にしてしまう点にあると思っています。
私も最初の目標設定と準備不足が原因で、数多くのスクールに大金を払い失敗し、何度も挫折しかけました。
しかし、目標設定をし直して方向性を決め直したところで、最高月収30万円という結果を出すことができました。
以下はただでさえ時間がないママや主婦の方がWebデザイナーとして成功するために、私が大切だと考える4つの準備を紹介していきます。
準備①Webデザイナーとしていくら稼ぎたいか決める(ゴールを決める)
Webデザイナーとは一般的に、クライアントに依頼されたWebサイトのデザインをする職業のことと言われています。
依頼主であるクライアントと打ち合わせを行い、Webサイトをどのような方向性にしていくのかコンセプト、構成を決め、目的を踏まえたデザインを作っていきます。場合によっては、コーディング作業も行い、それを形にするところまで行う場合もあります。
さらに「Webデザイナー」と一言で言っても、その仕事内容はWebサイトのデザイン以外にも多岐にわたり、様々なスキルが必用とされます。
先ほど記載したような、Webサイトの設計・デザインだけでなく広告に使われるバナーや、チラシ・セールス用に使われるランディングページ(LP)など、持っているスキルによって作れる成果物にもかなり幅が出てきます。
なので、Webデザイナーになりたいと考えている方はまず、自分がWebデザイナーになってどこをやってみたいのか、どんなものを作りたいのか、そしてその結果どれくらい稼ぎたいのか、目指したいゴールをしっかり決めることが一番重要です。
なぜそこが重要かというと、自分はWebデザイナーとして①どこをやってみたいのか・何を作りたいか②どれくらい稼ぎたいかによって、身に付ける必要があるスキルや技術が異なり、それによって勉強方法が大きく異なってくるからです。
ここを曖昧にしたまま学習を進めてしまうと、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと色々な教材に手を出してとんでもない時間を割いてしまったり、無駄な労力と費用も重なり、結果的に途中で挫折してしまったということにつながってしまいます。
私の場合、何となく「Webデザイナーになりたい」と考えたところから、目指したいゴールを設定せずにやみくもに勉強を始めてしまったため、途中であれもこれもと様々な教材に手を出して勉強沼にハマってしまった結果、
HTML/CSS(コーディングスキル)→WordPress(PHP含む)→デザイン(ホームページデザイン)→ランディングページと、落ち着くまでに人一倍遠回りをしてしまいました。
もちろん全てが無駄にはなっていないのですが、そこそこの年数と費用がかかってしまったので、今考えるとそもそもゴール設定をしていないことが間違いだったなとかなり後悔しています。
ゴール設定の仕方については、以下の2つの軸で考えてみるといいでしょう。
方法1:稼ぎたい金額から決める
冒頭でも書きましたが、Webデザイナーとその仕事内容は多岐にわたります。
まずはWebデザイナー周りの仕事の相場を見ていきましょう。(あくまで個人で受ける場合のおおよその平均です)
バナー | 3,000円〜5,000円 |
チラシ | 5,000円〜30,000円 |
ホームページ制作 | 10万〜30万 |
ランディングページ制作(LP) | 10万〜50万 |
正直、月3〜5万程度を目標にするのであれば、1件あたり5000円のバナーやチラシ制作を月10件こなせれば月5万円の収入になるため、難しいコーディング知識がなくても十分に達成できます。(バナー制作なども極めれば月に10万〜20万でもいけると思います!)
それよりも上の、月20〜50万程度を狙うのであれば、ホームページ制作やLP制作ができると達成できてくる金額ですね。
さらに月50万以上を狙うのであれば、その金額を支払ってでも買いたいと言ってくれるクライアントが求めるレベルのホームページやLP制作スキルを高めていく必要があります。
方法2:自分の興味や得意不得意から決める
どんな仕事でもそうですが、やっていてあまり得意でないことや苦痛なことってしんどいですよね…
ですので、ある程度少しずつ勉強してみたところで、自分の得意や苦手を判断し方向性を絞っていくのも一つの手です。
例えば、
素敵なデザインを見たり、Illustratorなどでデザインを作っていく作業は好きだけど正直コーディングは得意ではない…
この場合、デザイン制作に力を入れ、コーディング作業はパートナーを探して外注する。またはコーディングをそこまで深めなくてもできるWordPressにシフトするというパターンなどがあります。
まずはWebデザイナーの業務の中で、自分はこれをやってみたいと思うものを見つけてみましょう!
今紹介したような2つの軸で、
- 自分はWebデザイナーとして、どれくらい稼ぎたいのか、何を作ってみたいのか
- 自分の得意や興味(やってみたいと思う気持ち)はどこなのか
これをまず決めてゴール設定することができれば、効率よく勉強をスタートできるようになると思います!
皆さんも私のように、勉強沼にハマり、行き先迷子になった挙句、途中で挫折してしまった…ということにならないよう、ゴール設定はしっかりしてくださいね。
準備②:Webデザイナーとしての必須スキルを知る
次に闇雲に勉強するのではなく、まずWebデザイナーに求められる必須スキルにどんなものがあるか知りましょう。
- デザインの知識(デザインの基礎)
- Photoshopやillustratorなどの写真画像編集ソフトの操作スキル
- コーディング知識やWordPressなどの知識 (※WordPressでの実装の場合は、複雑なコーディング知識までなくても良い場合もあります。)
さらにホームページやいわゆるものを売るためのセールスページ制作などに特化する場合には、上記スキルの他に下記のようなスキルも必要になってきます。
- セールスライティングのスキル(コピーライティングの知識)
- マーケティングスキル・知識(広告運用や集客導線設計などの知識)
ここまで来れば、例えば先ほどあげた一つ目の準備のところであなた自身が、
- 自分は月20万円は稼げるようになりたい
- そのためにホームページを作れるようになりたい
と決めた場合、そのために必要なスキルはこれとこれとこれだよね、とより具体的に考えられるようになり、そうすることで、勉強の途中であれもこれも必要だから勉強しなくては、と迷子にならずにすみます。
準備③:必要な環境を整える
ゴール(目標設定)とそれに必要なスキルがわかったところで、次に必要な環境を整えていきましょう。
どんなゴールを設定したとしてもWebデザイナーとしてお仕事をしていくのであれば、以下のツールは必須になってくるかと思います。
1、パソコン
パソコンを持っていない方はまず購入しましょう。初心者の方はMacBook AirかProの購入をお勧めします。
最新のMacBook Airはスペック的に、IllustratorやPhotoshopを同時に動かすなどの重い作業でもサクサク動きますのでAirで問題ないと思いますが、、
本気で取り組む覚悟で、よりいい環境で進めていきたいと思う方はProを購入してもいいかもしれません!気持ち的にもかなり上がります^^
2、Illustrator/Photoshopなどのデザイン制作ツール
Illustrator/Photoshopは、Adobeが提供しているデザイン制作サービスですが、こちらがないとデザイン制作ができないため必須かと思います。
Adobe CCとは、アドビ製品の20種類ものクリエイティブなアプリケーションがまるっと使えるサブスクリプションサービスです。
このAdobe CCについては、IllustratorとPhotoshop単品購入よりも安く購入する方法がありますので、以下ご覧ください。
準備④:必要なスキルに合わせた勉強方法を決める
ゴールを決め、スキルを学び、環境を整えたらいよいよ学習スタート!となりますが、ここではどんな勉強方法があるのか紹介していきます。何度も申し上げますが、身に付けたいスキルや技術によってどんな学習方法を選ぶのか異なってくると思いますのでここは特に慎重に検討した方がいいポイントです。
1、バナーやチラシなどの制作スキルを身に付けたい場合
バナーやチラシなどのグラフィックデザインのスキルを身に付けたい場合は、正直なところほぼ独学で良いかなと思っています。
ちなみに、ここでいう独学とは自己流でという意味ではなく、以下の方法を指しています。
- 書籍(自分で探す、または誰かのおすすめの関連書籍)
- 動画(無料でダウンロードできるものや、プログラミングアプリ、Udemyなどの学習動画)
- ロードマップ(経験者のブログやnoteなどで発信されているロードマップを参照する)
「ほぼ」と付けたのは補足があって、デザインについてはその道のプロの方に見てもらってフィードバックをもらいながら進めていくと格段にスキルが上がっていくのかなと思っているため、ある程度ツール(IllustratorやPhotoshop)の操作方法を取得し、自分で何か制作物を作れるようになってきた段階で、メンターを見つけて、添削してもらったりデザインについてのフィードバックがもらえる環境を作った方がいいかなと思っているからです。
2、ホームページやランディングページなどの制作スキルを身に付けたい場合
こちらの場合は3つの方法があると考えています。
①独学
まずは、スクールやコンサルに頼らずに、自分で教材を探しながら独学で進める方法です。独学で学ぶ場合は以下のような方法があります。
- 書籍(自分で探す、または誰かのおすすめの関連書籍)
- 動画(無料でダウンロードできるものや、プログラミングアプリ、Udemyなどの学習動画)
- ロードマップ(経験者のブログやnoteなどで発信されているロードマップを参照する)
- 時間がかかる(効率性に欠ける)
- 分からない部分が出てきた時に相談相手がいないためつまずきやすい
- お金が比較的安く済む
- 自分のペースでじっくり進めやすい
②スクール
「Webデザインスクール」で検索すると、かなり多くの候補が出てくるかと思います。私も最初はこの方法で色々と探しました。
ただし、ここで選び方を間違えてしまうと「自分に合っていなかった」「結果が思うように出なかった」など悲しい結末を迎えてしまいますので、オンラインスクールで学びたいと考えている方はかなり慎重に検討していきましょう。
- 初期費用が大きい
- 自分に合ったスクール選びをしないと損をする可能性がある
- 効率よく勉強できる
- 何かあったときに質問できる環境がある
- 就職や初仕事に繋がりやすい
③コンサル
独学やスクールのではなくて、一対一体制でやっていきたいという方は講師になる方を探して個別コンサルを依頼することも可能です。
講師については、X(Twitter)やInstagramなどで生徒を募集している人がたくさんいるのでその中から探したり、MENTA(メンタ)やココナラなどのサービスを使って探すことも可能です。
MENTAは「教えたい人」と「学びたい人」をつなぐ学習サービスです。プログラミング、デザイン、起業など、さまざまなジャンルのメンターが登録しているため、 自分で調べてもわからないことなどを気軽に聞くことができます。(有料)
ココナラも同じように、個人が自分のスキルや経験を売り買いできるスキルマーケットです。こちらもわからないことなどをその分野を得意としている人に聞いたり、作業を代行してもらったりすることができます。(有料)
私の印象として、個別コンサルはある程度スキルを身に付けた上で、いざお仕事を取っていくぞ!というタイミングや、作ったデザインをプロの視点で見てフィードバックをもらいたいといった時にお願いするパターンがいいのかなと思っています。
実際私も、仕事をこなし始めたところで、個別コンサルに入って仕事の取り方やクラインワークのアドバイスなどをもらいました。
以上、3つの方法があると思いますが、初心者で一からWebデザイナーを目指していきたいと思っているママの方は、「子育てとの両立」という点が大前提となってくると思いますので、個人的には少し時間をかけてじっくり取り組む方向けの独学よりも、オンラインスクールに入ったり、有料コンテンツの購入などで効率的に勉強を進めていくのが良いかと思います。
まとめ
今回は未経験のママでもWebデザイナーとして稼ぐための準備と始め方について解説しました。
まず、今回の記事で一番理解して欲しい点は、以下の3つです。
- 「Webデザイナー」と一言で言ってもその仕事は多岐にわたる
- 目指すスキルとゴールによって身に付けなければならないスキルが異なる
- さらにその勉強方法も大きく異なってくる
私もそうだったように、Webデザイナーとして勉強し始めたけど、途中で挫折してしまったといわれる最大の原因は「準備・計画不足」だと思っています。
これからWebデザイナーとして稼ぎたい人は、ぜひこの記事を参考にしっかり準備をしてみてください。